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鼠蹊部の痛みの原因が腰椎にもある場合|反射として原因をたどる検査の流れ
腰痛・臀部の痛みの原因がわかる検査法|動きを止めて硬さを触り分ける
骨盤の細かい検査法|遊びを90度以降で見分ける考え方
2026/8/17
骨盤の可動を一括りに見てしまうと、股関節・腰椎・仙腸関節のどこが問題なのかが分からなくなります。
この記事では、治療院を営む、またはこれから独立を目指す施術者に向けて、熊谷剛のレッスン動画をもとに、仙腸関節の遊びを90度以降で見分ける検査の考え方を解説します。
同じ検査でも、角度が変われば読み取れる情報が変わる。
その判断と考え方の参考になれば幸いです。

監修者
熊谷 剛
監修者
熊谷 剛
疲労回復整体オンラインサロン代表。「結果が出せる整体師に負担を掛けない技術」である疲労回復整体の生みの親でもあり、過去に技術を学んだ整体師は延べ13,000人を超える。

監修者
菅原 春樹
監修者
菅原 春樹
体育大学卒業後、整体師スタッフとして熊谷先生が経営する整体院に就職。現在は整体院2店舗を経営し、患者さんの平均在籍期間は約11ヶ月、LTVは20万円を超える。
今の技術に、限界を
感じていませんか。
今の技術に、限界を感じていませんか。
✓ 「なぜ治らないのか」を患者に説明できない
✓ 施術後すぐに元に戻り、根元から変えられない
✓ 治せない症状を前にすると、正直こわい
✓ 何度セミナーを受けても、変わらなかった
この記事でわかること
骨盤の可動を股関節・腰椎・仙腸関節に切り分ける見方
90度という角度を目安に遊びを読む考え方
軸を作ってから左右差を比べる理由
検査をしながら見立てを更新する姿勢
ー 今回取り上げる動画 ー
今回のテーマ
骨盤のざっくり検査から一段細かく、骨盤まわりの細かい検査を実演した内容です。腰まわりの動きに引っかかりがある人を想定し、その出どころを切り分けます。
この検査の要点は、股関節を屈曲させていったときに、90度という角度を境に読み取れる情報が変わる、という点にあります。
ここがポイント
股関節を屈曲させていき、90度前後までは股関節の範囲です。それ以上屈曲した先が、仙腸関節の動きとして読み取れます。
90度を境に読み取れる情報が変わる
仙腸関節とは、骨盤を構成する仙骨と腸骨のつなぎ目です。骨盤の動きを一括りにせず、股関節・腰椎・仙腸関節に分けて読む必要があります。
股関節を屈曲させていくと、90度手前までは股関節や腰椎の動きとして説明できます。ところが90度を超えると、それまでとは別の動きが残ります。この「遊び」が、仙腸関節の動きの手がかりになります。
ここがポイント
同じ検査でも、角度が変われば読み取れる情報が変わります。90度を境に、どの関節の動きを見ているのかを切り分けます。
人によって、90度を少し超えたところでこの遊びが消えることもあれば、角度を振っても残ることもあります。その出方を左右で比べることで、仙腸関節の動きを確認します。
軸を作ってから左右を比べる
この検査で最初に大切なのが、軸を作ることです。軸がぶれたまま動かすと、仙腸関節の遊びとは別の反射を拾ってしまい、正しく読めません。
まず軸を作る — 軸がぶれると別の反射を拾うため、先に安定した軸を作ります。
股関節を屈曲させていく — 90度手前までは股関節・腰椎の動きとして見ます。
90度以降の遊びを仙腸関節として読む — 90度を超えて残る動きの遊びを、仙腸関節の動きとして捉えます。
左右で遊びの出方を比べる — 遊びの有無や動きやすさを左右で比較します。
熊谷の考え方
この遊びを感じ取るのが、仙腸関節の可動域を読むポイントです。軸がブレると別の反射を拾ってしまうので、まず軸をしっかり作ります。
動きが止まった位置を「踊り場」として捉え、関節ごとに動きを切り分けていく。この考え方は、検査をしながら見立てを更新していく姿勢につながります。
※ここで紹介している内容は、検査の考え方の一例です。可動域の出方や経過には個人差があります。
臨床への応用ポイント
骨盤の可動を一括りにせず、股関節・腰椎・仙腸関節を段階で切り分ける
90度という角度を目安に、遊びの有無を左右比較する
先に軸を作ってから動かす(軸がぶれると別の反射を拾う)
動きが止まる踊り場で、どの関節の動きかを読み取る
検査をしながら見立てを更新していく姿勢で読む
患者さんへの説明
「ここでは股関節が動き、ここからは仙腸関節が見えてくる」と段階を示しながら説明することが、患者さんの理解につながります。
動画の内容を臨床に取り入れる前の安全確認
この動画は、仙腸関節の遊びを角度で切り分ける検査の考え方を追う参考素材です。
角度の切り分けだけを切り取って真似ると、なぜ90度を境に読むのかという理由が抜け落ちます。
危険なサインを見逃さない
施術者には、危険なサインを見分け、対応できる範囲を超えると判断したときに、医療機関へ紹介・連携する役割があります。
脚の強いしびれや力の入りにくさ
排尿・排便の異常
発熱をともなう安静時痛や夜間痛
病気の診断や治療は医療機関の領域です。骨盤や股関節の動きを確認する中でこうしたサインに気づいた場合は、施術を進める前に医療機関との連携を優先します。
角度で切り分ける感覚を習得する
骨盤の可動を一括りにせず、90度という角度を境に、どの関節の動きかを見分ける。
ここは、手技そのものよりも習得に時間がかかる領域です。
「疲労回復整体オンラインサロン」では、こうした角度で切り分ける検査の考え方を、実際のレッスン動画で確認できます。
日々の臨床の合間に少しずつ学びたい施術者に向いた、学びの場のひとつです。
オンラインサロン
会員の声
オンラインサロン会員の声
「正直に言うと、近くにいる同業の仲間にはあまり教えたくない——それくらい、差がつくと感じています。」
会員/施術歴20年以上
「入るのに悩んでいるなら、とりあえず3か月間入って全部のコンテンツ見てください。きっと良さが分かると思います」
柔道整復師 / 自費院独立開業
「症状の根本原因を探る検査技術と体が治るプロセスに沿った施術を学びたければ疲労回復整体オンラインサロン一択ですね」
整体師 / 施術歴10年以上
まとめ
骨盤の可動を一括りにせず、股関節・腰椎・仙腸関節を段階で切り分けます。
股関節を屈曲させ、90度手前は股関節・腰椎の動き、90度以降に残る遊びを仙腸関節の動きとして読みます。
軸を先に作ってから動かし、左右で遊びの出方を比べます。軸がぶれると別の反射を拾ってしまいます。
角度で切り分ける感覚は、検査をしながら見立てを更新していく姿勢につながります。
よくある質問
Q. なぜ90度を境に読み方を変えるのですか?
A. 90度手前の可動は股関節や腰椎で説明できるのに対し、90度を超えて残る遊びは仙腸関節の動きとして切り分けられるためです。角度を境に、どの関節の動きを見ているかが変わります。
Q. 仙腸関節の遊びとは何ですか?
A. 股関節を90度以上に屈曲させたときに、股関節や腰椎の動きでは説明しきれない、残った動きのことです。この遊びの出方を左右で比べることで、仙腸関節の可動域を読みます。
Q. なぜ軸を先に作るのですか?
A. 軸がぶれたまま動かすと、仙腸関節の遊びとは別の反射を拾ってしまい、正しく読めません。先に安定した軸を作ってから動かすことで、見たい動きだけを取り出せます。
Q. 遊びの出方は人によって違いますか?
A. 人によって、90度を少し超えたところで遊びが消えることもあれば、角度を振っても残ることもあります。出方の個人差を前提に、左右を比べて読み取ることが大切です。

