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手の感覚に頼らない整体|患者の体の変化を診る評価の考え方
2026/8/6
手技の練習を積み重ねても、施術の質は思うように上がらないことがあります。
この記事では、一人治療院を営む、またはこれから独立を目指す施術者に向けて、熊谷剛のQ&A動画をもとに、手の感覚ではなく患者の体の変化を診る評価の考え方を解説します。
練習量を重ねても質が変わらないとき、施術者は何を意識し直せばいいのか。
その判断と考え方の参考になれば幸いです。

監修者
熊谷 剛
監修者
熊谷 剛
疲労回復整体オンラインサロン代表。「結果が出せる整体師に負担を掛けない技術」である疲労回復整体の生みの親でもあり、過去に技術を学んだ整体師は延べ13,000人を超える。

監修者
菅原 春樹
監修者
菅原 春樹
体育大学卒業後、整体師スタッフとして熊谷先生が経営する整体院に就職。現在は整体院2店舗を経営し、患者さんの平均在籍期間は約11ヶ月、LTVは20万円を超える。
今の技術に、限界を
感じていませんか。
今の技術に、限界を感じていませんか。
✓ 「なぜ治らないのか」を患者に説明できない
✓ 施術後すぐに元に戻り、根元から変えられない
✓ 治せない症状を前にすると、正直こわい
✓ 何度セミナーを受けても、変わらなかった
この記事でわかること
手の感覚だけを鍛えても上達しない理由
治療家の感覚と患者の体の変化という二つの視点
直すべき対象を見誤らないための考え方
明日の臨床に持ち帰れる応用のポイント
ー 今回取り上げる動画 ー
今回の質問
熊谷のもとに、ある施術者から次のような相談が届きました。
相談の内容は、以下のとおりです。
練習を始めて1年近くが経過した
熊谷の施術を見ると、質がまったく違うと感じる
今の練習を続けるべきか、別の練習をした方がよいのか迷っている
この相談に対して、熊谷はまず、意識の向け方そのものを見直すよう答えます。
ここがポイント
やり方そのものにフォーカスするのではなく、どこがどうなっているかを感じながら進める方がいいです。
手の感覚と患者の体という二つの視点
熊谷は、施術中の感覚には二つの種類があると説明します。一つは治療家自身の手に返ってくる感覚、もう一つは患者の体が実際にどうなっているかという感覚です。
熊谷は、このうち治療家が意識しすぎているのは前者だと指摘します。
ここがポイント
感覚には二つあります。まず治療家自身の手の感覚。もう一つは、患者さんの体が実際にどうなっているかという感覚です。
手の感覚に頼りすぎる罠
「肩がこう感じる」「こちらの方向に感じる」といった、自分の手に返ってくる感覚。多くの治療家は、この感覚を得ることを重視しすぎる傾向があります。
しかし熊谷は、この感覚そのものはどうでもよいと言い切ります。実際に直さなければならないのは患者の体であり、治療家自身の手の感覚ではないためです。
手に返ってくる感覚を得ることと、施術の上達は同じではありません。
治療家はここを混同しやすく、自分の手の感覚を磨くことをそのまま上達だと考えてしまいます。
患者の体の変化に意識を向ける
熊谷が意識すべきだと語るのは、患者側がどう変化したかという感覚です。硬いままなのか、緩んだのか、位置が変わったのか。こうした患者側の状態を、施術中も常に確認しながら進める必要があります。
熊谷の考え方
自分の手の感覚を得ようとするより、患者さんの体がどう変わったかを感じ取る方に注意を向けます。
ここを意識せず、自分の手の感覚だけを頼りにすると、「自分はこう思う」という手応えだけで勝手に納得してしまいます。熊谷は、この状態が上達を止めている原因だと説明します。
※効果や経過には個人差があります。ここで紹介している考え方は、見立ての一例です。
臨床への応用ポイント
施術中の意識を、手の感覚から患者の体の状態へ切り替える
硬い・緩んだ・位置が変わったを、施術前後で確認する
手の感覚が得られたことを、そのまま上達と考えない
患者の体の変化を確かめる習慣を持つ
患者さんへの説明
患者さんの体の変化を、施術の中で少しずつ見せていくことが、信頼とリピートにつながります。
動画の内容を臨床に取り入れる前の安全確認
この動画は、施術中に何を感じ、どこに意識を向けるかという、感覚の使い方についてのQ&Aです。個々の患者の状態を評価する手順そのものを示すものではありません。
患者の体の変化を確認していく際は、危険なサインを見分けることも欠かせません。
危険なサインを見逃さない
施術者には、危険なサインを見分け、対応できる範囲を超えると判断したときに、医療機関へ紹介・連携する役割があります。
安静時痛や夜間痛をともなう場合
原因不明の体重減少
排尿・排便の異常
病気の診断や治療は医療機関の領域です。こうしたサインが見られる場合は、施術を進める前に医療機関との連携を優先します。
評価の感覚を磨く
手の感覚ではなく患者の体の変化を診るという視点は、一人で練習を重ねているだけでは気づきにくいものです。
「疲労回復整体オンラインサロン」では、こうした見立ての感覚を、実際の施術動画を通じて確認できます。
日々の臨床の合間に少しずつ学びたい施術者に向いた、学びの場のひとつです。
オンラインサロン
会員の声
オンラインサロン会員の声
「正直に言うと、近くにいる同業の仲間にはあまり教えたくない——それくらい、差がつくと感じています。」
会員/施術歴20年以上
「入るのに悩んでいるなら、とりあえず3か月間入って全部のコンテンツ見てください。きっと良さが分かると思います」
柔道整復師 / 自費院独立開業
「症状の根本原因を探る検査技術と体が治るプロセスに沿った施術を学びたければ疲労回復整体オンラインサロン一択ですね」
整体師 / 施術歴10年以上
まとめ
施術中の感覚には、治療家自身の手の感覚と、患者の体が実際にどうなっているかという感覚の二つがあります。
直すべきは患者の体であるため、意識を向けるべきなのは後者です。硬いままか、緩んだか、位置が変わったかを、施術前後で確認します。
自分の手の感覚だけを頼りにすると、「自分はこう思う」という手応えで勝手に納得してしまい、上達が止まります。
患者の体の変化を確かめる習慣が、施術の質と信頼、そしてリピートにつながります。
よくある質問
Q. 治療家の手の感覚を鍛えれば施術は上達しますか?
A. 手の感覚を得ることだけを目指しても、直すべき対象である患者の体からは意識がずれてしまいます。熊谷は、手の感覚そのものはどうでもよいと説明しています。
Q. 施術中の感覚にはどんな種類がありますか?
A. 二つあります。一つは治療家自身の手に返ってくる感覚、もう一つは患者の体が実際にどうなっているかという感覚です。
Q. なぜ自分の手の感覚だけを頼りにすると上達が止まりますか?
A. 患者側の変化を確認せず、「自分はこう思う」という手応えだけで勝手に納得してしまうためです。直すべき対象である患者の体を見ないまま進めることになります。
Q. 施術中は何を確認しながら進めればいいですか?
A. 患者の体が硬いままか、緩んだか、位置が変わったかを、施術の前後で言語化しながら確認します。この確認を、患者さんへの説明にも活かします。

