ブログ一覧へ戻る

鼠蹊部の痛みの原因が腰椎にもある場合|反射として原因をたどる検査の流れ
腰痛・臀部の痛みの原因がわかる検査法|動きを止めて硬さを触り分ける
腰痛に左右差がある場合|内臓の関与を疑う考え方
2026/8/17
右か左、どちらか一方ばかりが痛くなる腰痛には、椎骨の問題とは別の関与が隠れていることがあります。
この記事では、治療院を営む、またはこれから独立を目指す施術者に向けて、熊谷剛の施術動画をもとに、片側だけの腰痛から内臓の関与を見立てる評価の考え方を解説します。
同じ左右差でも、確度を上げるためには順番があります。
その判断と考え方の参考になれば幸いです。

監修者
熊谷 剛
監修者
熊谷 剛
疲労回復整体オンラインサロン代表。「結果が出せる整体師に負担を掛けない技術」である疲労回復整体の生みの親でもあり、過去に技術を学んだ整体師は延べ13,000人を超える。

監修者
菅原 春樹
監修者
菅原 春樹
体育大学卒業後、整体師スタッフとして熊谷先生が経営する整体院に就職。現在は整体院2店舗を経営し、患者さんの平均在籍期間は約11ヶ月、LTVは20万円を超える。
今の技術に、限界を
感じていませんか。
今の技術に、限界を感じていませんか。
✓ 「なぜ治らないのか」を患者に説明できない
✓ 施術後すぐに元に戻り、根元から変えられない
✓ 治せない症状を前にすると、正直こわい
✓ 何度セミナーを受けても、変わらなかった
この記事でわかること
片側優位の腰痛で内臓の関与を疑うサイン
左右差の確度を上げる評価の順番
解剖学的な支点を意識した見立て
座位中心の生活で固まりやすい視点
ー 今回取り上げる動画 ー
今回のテーマ
右か左、どちらか一方ばかりが痛くなる腰痛の受け手を題材に、椎骨ではなく内臓の関与を見立てる評価の考え方を解説した内容です。
むくみや体の傾きを伴うケースも想定されます。熊谷は、左右差と「硬い側が下がっているか」を手がかりにしていきます。
ここがポイント
椎体そのものではなく、内臓に引っ張られて片側が硬く下がることで、腰痛が出るケースがあります。
片側だけの痛みに内臓の関与を疑う
立位・臥位で左右差を確認すると、片側の腰まわりが硬く、その側が下がっていることがあります。こうした「硬い側が下がる」という左右差は、内臓の関与を疑うサインの一つです。
この動画では、背中の下位の肋骨の前あたり(第11・12肋骨の前面)を支点に、腎臓まわりと、その上を走る大腰筋という深い筋肉との連動を見立てていきます。
ここがポイント
片側だけの痛みには、内臓の関与が隠れていることがあります。
ただし、ここで大切なのは順番です。足の歪みによっても同じような左右差が出ることがあるため、いきなり内臓と決めつけません。
左右差の確度を上げる順番
熊谷は「全体を一通り評価した後に残る左右差なら、ほぼ確定できる」と説明します。つまり、先に足や他の歪みを確認し、それでも説明がつかない左右差が残ったときに、内臓の関与として読むのです。
立位・臥位で左右差を確認する — 片側だけ硬い、硬い側が下がっている、といった差を見ます。
他の歪みを一通り評価する — 足の歪みなど、左右差を生む他の要因を先に確認します。
残った左右差を内臓の関与として読む — 他の要因で説明がつかない左右差が残ったときに、内臓の関与のサインとして捉えます。
大腰筋の動きも連動して確かめる — 内臓の上を走る大腰筋の動きに、連動した変化がないかを見ます。
熊谷の考え方
足の歪みでも同じ像が出ることがあるので、全体を評価した後に残る左右差でないと確定できません。順番が確度を決めます。
座位中心の生活で固まりやすい
熊谷は、座位中心で動かない生活をしている人ほど、内臓が下がった状態が固定しやすいと説明します。骨盤の底まわりが動かず、そこへの癒着が一つの問題として起こりやすい、という視点です。
施術では、引っかかる要素が減り左右差が軽減する、物理的な動きが改善する、という手応えを確認していきます。急性期でも変化するケースがあると述べつつ、必ずとはしません。
※ここで紹介している内容は、見立ての一例です。内臓の状態と痛みの関係、効果や経過には個人差があります。
臨床への応用ポイント
片側優位の腰痛は、椎体だけでなく内臓の関与を鑑別に入れる
左右差は全体を評価した後に残るもので確度を上げる
下位の肋骨前面など、解剖学的な支点を意識する
座位中心・低活動の人は下垂・癒着が固定化しやすい視点を持つ
医療的断定はせず、見立ての一例として扱う
患者さんへの説明
「硬い側が下がっている」という左右差を、体の状態として正直に見せていくことが、患者さんの信用につながります。
動画の内容を臨床に取り入れる前の安全確認
この動画は、左右差から内臓の関与を見立てる判断の流れを追う参考素材です。
内臓の関与を疑うときほど、医療との線引きを意識して見立てます。
危険なサインを見逃さない
施術者には、危険なサインを見分け、対応できる範囲を超えると判断したときに、医療機関へ紹介・連携する役割があります。
発熱をともなう安静時痛や夜間痛
原因不明の体重減少
排尿・排便の異常
病気の診断や治療は医療機関の領域です。内臓の関与が疑われる腰痛では、こうしたサインがある場合は施術を進める前に医療機関との連携を優先します。
左右差から内臓の関与を見立てる感覚を習得する
片側だけの痛みに内臓の関与を疑い、全体評価の後に残る左右差で確度を上げる。
ここは、手技そのものよりも習得に時間がかかる領域です。
「疲労回復整体オンラインサロン」では、こうした左右差から見立てる評価の考え方を、実際の施術動画で確認できます。
日々の臨床の合間に少しずつ学びたい施術者に向いた、学びの場のひとつです。
オンラインサロン
会員の声
オンラインサロン会員の声
「正直に言うと、近くにいる同業の仲間にはあまり教えたくない——それくらい、差がつくと感じています。」
会員/施術歴20年以上
「入るのに悩んでいるなら、とりあえず3か月間入って全部のコンテンツ見てください。きっと良さが分かると思います」
柔道整復師 / 自費院独立開業
「症状の根本原因を探る検査技術と体が治るプロセスに沿った施術を学びたければ疲労回復整体オンラインサロン一択ですね」
整体師 / 施術歴10年以上
まとめ
片側だけが痛くなる腰痛には、椎体ではなく内臓に引っ張られて片側が硬く下がるケースがあります。
ただし足の歪みでも同じ像が出るため、全体を評価した後に残る左右差で確度を上げます。
下位の肋骨前面などの支点を意識し、内臓の上を走る大腰筋との連動も見ます。
座位中心の生活では下垂・癒着が固定化しやすい視点を持ち、医療的断定は避けて見立ての一例として扱います。
よくある質問
Q. 片側だけの腰痛で内臓を疑うのはどんなときですか?
A. 立位・臥位で片側が硬く、その側が下がっている左右差が見られるときです。ただし、足の歪みでも同じ像が出ることがあるため、全体を評価した後に残る左右差で確度を上げます。
Q. 内臓の関与はどうやって確定しますか?
A. 先に足や他の歪みを一通り評価し、それでも説明がつかない左右差が残ったときに、内臓の関与として読みます。この順番を踏むことで確度が上がります。あくまで見立ての一例です。
Q. 内臓と腰痛はどうつながりますか?
A. 内臓に引っ張られて片側が硬く下がり、腰痛として現れることがあります。内臓の上を走る大腰筋の動きにも連動した変化が出やすいと見立てます。個人差があります。
Q. どんな人に内臓の関与が出やすいですか?
A. 座位中心で動かない生活をしている人ほど、内臓が下がった状態が固定しやすいと説明されます。骨盤の底まわりが動かず癒着が起こりやすい、という視点で見ます。

